#1 源流テンカラ釣りって楽しいよ!

源流テンカラのノウハウ

こんにちは!源流居酒屋たいしょーです。
今日は、源流テンカラ釣りの楽しさについてお話ししてみたいと思います。

目次

源流釣りって、どんな釣り?

「海釣り」「渓流釣り」「湖沼釣り?」とかに分かれるとして、、、渓流釣りのカテゴリーで、その中で本流・渓流・源流ってどんどん川を遡って行き、最後の一滴までは届かないにしても、魚留め(うおどめ)と言って魚が生息する限界地点を目指すのが、源流釣りの一般的な定義なのかなと思います。
どの釣りも、エスカレートしていくと、厳しく、危なく、難しくなって行く傾向は同じだと思うので、源流釣りだけが何か特別凄い事をしていると言うふうには思いませんが、自分が楽しいと感じるレベルまで到達するのに、基礎体力はもちろん、沢登の技術やザイルワーク、読図の知識、サバイバルの技術、動植物の知識などの総合力が必要になる釣りだと思います。

↑滝壺を釣りに行くよーこ

たいしょー的源流釣りの楽しみ方

これを読んでいる人でプロを目指している人は少ないと思いますし、私は源流釣りを生活の基盤に据えているのである意味プロですが、自分が釣りに行く時は「とにかく楽しむ」ことを第一義としています。
自分が楽しいなーと思う源流釣りって、こうじゃなきゃいけないとか、こうあるべきだとか、何かに縛られたりしたくないってのが根底にあります。楽しければ何でもいいと思ってます。
良くSNSで「今年は尺(30㎝)は何尾釣ったんですか?」とか「今年の最大サイズは何センチですか?」と聞かれます。

数? 数えてません!
サイズ? 滅多に測りません! 


遊びで数値設定する必要ないと思うんですよ。
いや、数値設定してクリアーする事に喜びを感じる人はそれでいいと思います。
自分の場合、サイズ測る暇があったら綺麗な写真を撮って、早く次のポイントに竿を出したいんですよね。

意識している事と言えば「楽しい沢旅をする」ってことぐらいです。
考えていて、楽しいこと、ワクワクすることだけをやっちゃえばいいと思ってます。

で、源流釣りの何を楽しんでいるのか、と言いますと。
もう挙げたらキリが無いです。楽しい事しかありません。

  • 未知なる渓に思いを馳せるワクワク
  • 綺麗な森、綺麗な花なんかを楽しめる
  • 春は山菜、秋にはキノコも採れる
  • 綺麗な沢風景を楽しめる
  • ちょっとハードな沢登り&山登りで達成感を味わえる
  • その後のビールと自作の源流メシが美味い
  • そこそこ大きい魚が釣れる
  • まあまあ沢山の魚が釣れちゃうこともある
  • 綺麗な天然魚に出会える
  • 周りに好きな人しかいない(妻と仲間)
  • 満点の星空が美しい
  • 焚き火で時間を忘れる事ができる
  • 帰りの道中の第一自販機のコーラがうまい
  • 帰りの温泉サイコー

↑沢旅3日目の乾杯

↑山紫陽花は美しい。

↑甘酸っぱい熊イチゴ。

↑焚き火を見ながら、じっくりとイワナ汁を炊く

↑春には、ウド、コシアブラ、根曲たけなど山菜取り放題

↑コシアブラの天ぷら、みんなが大好き

↑夏から秋には、きのこ取り放題(写真はタマゴタケ)

究極の自己満足に浸れます


釣り系のSNSをみていると、サイズと数の話ばっかりで少し残念に感じます。
魚の大きさや数を競ったところで、場所によるし、釣り方によるし、単純に比較できないと思うので競い合っても仕方がないと思います。また自分自身の目標としても今年35㎝釣ったから、来年は36㎝目指そうってやっていたらキリがないなあと思います。
大切にしたいのは記録より記憶、想い出なんですよね。
だから自分は「でかいの釣れた」「いっぱい釣れた」という感覚的な満足感を大事にしてます。
究極的には、魚釣りに行ってはいるけれど、数やサイズが釣れなくても、毎回「楽しかったー。また行きたいねー」って言えたら遊びとして大成功だと思っています。
だって源流には釣り以外にも楽しい事だらけなんだもの。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: DSC02235-1024x683.jpg

どう?上の写真?大きいでしょ?でも測ってないんです。多分38〜40cmくらい。そんなにないかも? 普通測りますよね釣り師は。でも、それでいいと思ってます。
この岩魚は、「初日に疲れ果てて途中で引き返した沢を、夜の沢泊の宴会で冷たいよなよなエール飲んで熱中症が少し回復して、朝イチで帰る計画だったのを、やっぱ明日滝の上の魚留めまで頑張ろう!」って2人で奮起して、その結果ついに出た大岩魚なんです。大満足なんです。
物事の価値を、サイズごときで決められてたまるかっーて思います。
見てください、黄金色でいい面構えしているでしょ。ダム湖育ちではないランドロック。放流とは縁のないヒレピン。カッコいーーーーーー。
はい。ただの自己満足。それも究極の。それが自分にとっての源流釣りです。

なぜ、テンカラ釣りなのか


フライでも、ルアーでも、餌釣りでも、自分が楽しければ何でもいいと思います。
一応、渓流釣りではあらゆる釣り方を中途半端にかじってきました。
でも、一番ドキドキワクワクしたのがテンカラでした。
もう10数年、テンカラ釣りしかしていません。
テンカラ釣りの魅力は、ざっくり以下の通りです。

  • 道具がシンプル
  • お金が掛からない
  • 竿が軽い、短いので源流向き(荷物にならない)
  • 魚が水面に飛び出す瞬間がたまらない
  • ポイントを荒らさない
  • 魚へのダメージが少ない
  • 手返しが良いので沢山チャンスがある(遡行スピードが速い)
  • 勝負が早い
  • 自分で巻いた毛鉤で魚を騙した、してやったり感が楽しい
  • 日本古来の伝統的な感じがカッコイイ
  • そして、何と言っても「テンカラは釣れる!!」

↑岩の影から身を潜めてイワナを釣ったよーこ(竿、糸、毛鉤だけのシンプルさ)

↑馬鹿でかい大岩魚

↑どこまでも透き通る水

↑たまにはドヤ顔も見せます。人間だもの。


今後、源流テンカラ釣りの魅力を詳しくお話して参ります。
次回は、テンカラ釣りの装備について解説します。

 

コメント