200B年5月 南アルプスの渓 Sさんと初お泊り❤️

200B年釣行記

目次

まだ寒いGWの渓のチョイス

渓流釣りの世界は、2月中旬から解禁になる地域があり、3月になると解禁する地域もグンと増えてSNS上では「明けましておめでとうございます」なんて言葉が飛び交うようになる。
そう、「釣り正月」が来たってやつです。
しかし、「藤の花が咲くころ」からがシーズンインと言われるテンカラ釣りの中でも、源流テンカラについては「源流に、、、藤の花が咲くころ」なので、実質5月後半くらいからが本格シーズンとなる。3月や4月の釣りで、良い思いをすることも無くはないが稀であり、GWも雪がちらつくこともしばしばだ。
なので、GWは毎度行き先に悩むのです。今回は、南アルプスのとある渓へ「下見」「泳がないぞ」という感じで、まったり宴会釣行が決まりました。

Sさんは変態の代表格

さて、Sさんの存在はもちろん知ってはいたけれど、たいしょーは前年の「源流釣り師の忘年会」で知り合ったばかり。もちろんテンカラ師なんだけど、どんな釣りスタイル、どんな遡行スタイル、どんな宴会スタイルなのかよく知らない。
釣り師それぞれのスタイルっていうのがあって、これがあんまり合わないと、一緒に釣行する事は楽しくないので、お互い探り探りである。
このSさんの釣りスタイルに賛同し、真似をして、毎年「源流大冒険」に繰り出すきっかけとなった釣行である。懐かしい。

何時間位で着くの?

聞いちゃいますよね。自分が人に聞かれたら「あなたの歩くスピード次第です」ってイラっとしながら答えるだろうな。でも、聞いちゃいました。耳を疑いましたが、、、、
「6時間くらいかな?」とSさん。
え?1泊だよね?6時間?釣る時間ないじゃん??
ってか、そもそもえらい遠いですな? と色んな心の叫びを飲み込んだ。
だいぶ変態に近づいている今日この頃ですが、やっぱり1泊で6時間歩くのは「極度のヘンタイ」だと思うわ。

1歩が滑り落ちる前に次の1歩を出せ

沢沿いを3時間ぐらい歩いたあたりで、古ーい踏み跡が残っているはずだから、それを行くぞって山の中に突っ込みました。
えー。踏み跡皆無です。ン10年このエリアで遊んでる人のいう古ーいは確かに古かった。
女子がいるからね、、、1歩1歩ガレを掘って足場を作ってくれる優しいSさん。このテクニックは、今のガレ場の遡行には大いに役立っています。
しかし、それでもご覧の通りのガレですから、もう滑るのなんのって、、、キャー。
ここで究極の奥義を教えて頂きました。
「1歩が滑り落ちる前に、次の1歩を出せばいいんだ」
はい、極めて理論的で相対性理論も真っ青ですな。
アンタそれができたら、水の上歩けまっせ! 心で叫びました。心で。

尺オーバーのアマゴがいるよ

そう言われれば、俺だって竿を出したいわけですが。
世の中には、平和を維持する忖度っていうのがあるんです。治安を維持する規律もあるんです。
まず、よーこが竿を出します。当然です。
納得が行くまで、竿を出します。当然です。
残念ながら、テンバに着きました。荷物をおろして、さらに釣り上がります。

これが「瀬畑ハウス」か!

僕らも、見様見真似で「瀬畑ハウス」もどきを作って渓泊をしていたけど、こんなに上手には張れなかったのでとても勉強になりました。

綺麗な尺アマゴと尺岩魚

テンバから、支流を二つ分けて、若干本流筋がゴルジュ化してきてから魚のスイッチが入りました。
ちょうどお昼も過ぎて、活性が上がったようです。
こんなに大きなアマゴを釣った事がなかったので、興奮しましたね。
この釣行以来、源流アマゴを追いかけています。

Sさんの宴会はスゴかった

この時からです。たいしょー(僕)が、沢メシに目覚めたのは。
だって、美味いんだもん、豪勢なんだもん。
もはや、宅飲みかって言うくらいのメニューが出てくるのだ。
写真はごく一部だけど、まあ工夫がすごい。

↑天ぷら(アマゴ、岩魚、ピーマン、シイタケ)
石を焼いてその上に天ぷらを置けば、何時までも冷めない。

↑居酒屋さながらのポテサラ塩辛のせ
トレーはレンジでチンできるご飯のやつ。

↑餃子の皮で茄子とチーズのピザ
女子ウケするやつ。

↑アマゴの炊き込みご飯
アマゴは塩をせず焚き火でじっくり焼き枯らし、炊き込んだあと、身を解して骨を外してから混ぜる。

この日から、「たいしょー(俺)のSさんインスパイア(=パクリ)」が始まったのであった。

 

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